ドイツ国防軍におけるナチ党員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 13:00 UTC 版)
「国民社会主義ドイツ労働者党」の記事における「ドイツ国防軍におけるナチ党員」の解説
ヴァイマル共和国軍においては1921年の防衛法により、将兵が政党の党員となることは禁じられていた。しかしナチ党員が軍において勢力を拡大しようとする動きはあり、ウルム国軍訴訟(ドイツ語版)ではこの動きが裁かれている。 政権獲得後はヴァルター・フォン・ライヒェナウなど入党する将官も現れ、高位の将兵には親衛隊名誉指導者などの名誉党員としての待遇を受けるものも現れた。1934年7月3日に国防大臣ヴェルナー・フォン・ブロンベルクが公布した命令により、国防省の官吏及び雇員は突撃隊、親衛隊、ヒトラーユーゲントに加入することが禁じられた。また1935年5月21日の改正防衛法により、兵役期間中にはナチ党員としての資格が停止されることとなり、9月10日の政令により、党の役職につくことも禁じられた。ただし党員であること自体はその数週間後のヒトラーとブロンベルクとの協定により認められるようになった。
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