トンゲレン【Tongeren】
読み方:とんげれん
ベルギー東部、リンブルフ州の都市。フランス語名トングル。ガリア戦争中の紀元54年に、ガリアのエブロネス族の長アンビオリクスが、カエサル率いるローマ軍に勝利した地として知られ、マルクト広場にアンビオリクスの銅像が建つ。トゥルネーとともに、古代ローマが同国に築いた最古の都市の一つであり、ガロロマン博物館に発掘品などが展示されている。13世紀に創設されたベギン会の都市型の修道院があり、1998年に「フランドル地方のベギン会修道院群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録。また、16世紀建造の聖母大聖堂の鐘楼が、1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。
トンゲレン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 14:58 UTC 版)
トンゲレン(オランダ語: Tongeren オランダ語: [ˈtɔŋərə(n)] ( 音声ファイル); フランス語: Tongres [tɔ̃ɡʁ]; ドイツ語: Tongern [ˈtɔŋɐn]; リンブルフ語: Tóngere [ˈtʊŋəʀə])は、ベルギー、フランデレン地域のリンブルフ州の都市。古代ローマ時代に開かれたアトゥアトゥカ・トゥングロルム(羅:Atuatuca Tungrorum)にさかのぼるその歴史は2000年以上に及び、ベルギー国内ではトゥルネーと並んで最も歴史の古い街の一つでもある。紀元前54年冬に、エブロネス族の族長アンビオリクスがユリウス・カエサル配下のローマ軍を急襲して、軍の指揮を任されていたクィントゥス・ティトゥリウス・サビヌスらを敗死させた地としても知られている。その後ローマのガリア・ベルギカ属州へ、1世紀からは低地ゲルマニア属州へと編入された。
- 1 トンゲレンとは
- 2 トンゲレンの概要
- トンゲレンのページへのリンク