トワイラ・サープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/04/24 02:14 UTC 版)
トワイラ・サープ（Twyla Tharp,1941年7月1日 - ）[注釈 1]は、アメリカ合衆国のダンサー、振付家、著作家である[4]。幼少時から映画などのアメリカの大衆文化に接し、後年それらを自らの作風に反映させた[4]。1963年にダンサーとしてのキャリアを始め、1965年に自身の舞踊団を立ち上げた[4]。初期の作風は当時の前衛的な情勢を色濃く反映したもので、野外や画廊、体育館など通常の舞台空間ではない場所で上演され、ときには音楽を使わないこともあった[4][5]。
注釈
- ^ 情報源によっては、生年を「1942年」としているものも見受けられる[1][2][3]。本項では『オックスフォード バレエダンス辞典』、pp.192-194.の記述を採用した[4]。
- ^ ニューヨークの「ジャドソン記念教会」 (en) を拠点として1960年代に活動したダンサー・振付家の一団[18] [19]。「ジャドソン・ダンス・シアター」 (en) などとも呼称される[18][19]。設立に参加したのはルシンダ・チャイルズ（en:Lucinda Childs）、イヴォンヌ・レイナー（en:Yvonne Rainer）、デヴィッド・ゴードン（en:David Gordon (choreographer)）、トリシャ・ブラウン（en:Trisha Brown）など[18]。ダンス・バレエにおける伝統と技巧を拒絶し、物語や演劇性を排除する点を共通の特色とした[18][19]。彼らの前衛的な作品群が、後のポストモダン・ダンスにつながるムーヴメントとなった[18][19]。
出典
- ^ 『キーワード事典 バレエ・ダンスの饗宴』、p.28.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z 『バレエ音楽百科』pp.133-135.
- ^ a b c d e 『バレエワンダーランド』p.93.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp bq br bs 『オックスフォード バレエダンス辞典』、pp.192-194.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 『20世紀ダンス史』pp.446-449.
- ^ a b c 『コンテンポラリー・ダンス 徹底ガイドHYPER』p.108.
- ^ a b “Seven receive honorary degrees” (英語). ハーバード大学. 2019年4月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『ダイナミック ダンス!』公演プログラム、p.18.
- ^ a b c d 『バレエ・ザ・シック』公演プログラム、p.26.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am 『ダンス・ハンドブック』pp.158-159.
- ^ a b サープ、pp.60-61.
- ^ a b c d サープ、p.88.
- ^ a b c サープ、pp.64-70.
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『20世紀ダンス史』pp.501-510.
- ^ a b c d e サープ、pp.49-50.
- ^ a b c 『オックスフォード バレエダンス辞典』、p.533.
- ^ a b c d e f g “舞台活動50周年記念ツアーで垣間見せたトワイラ・サープの幸せそうなダンス人生”. Chacott (2616年1月12日). 2019年3月31日閲覧。
- ^ a b c d e 『オックスフォード バレエダンス辞典』、p.215.
- ^ a b c d “ジャドソン・ダンス・シアター Jadson Dance Theater”. artscape. 2019年4月13日閲覧。
- ^ a b c 『ダイナミック ダンス!』公演プログラム、pp.20-21.
- ^ a b c d e f g h 『バレエ・ザ・シック』公演プログラム、pp.12-13.
- ^ a b 『鑑賞者のためのバレエ・ガイド』、p.155.
- ^ “The ballet and the music of In The Upper Room: an interview with Jesse Huot”. Birmingham Royal Balletlanguage=英語. 2019年2月15日閲覧。
- ^ サープ、p.269.
- ^ a b サープ、pp.152-153.
- ^ a b c サープ、p.262.
- ^ GIA KOURLAS (2010年3月7日). “Tharp Is Back Where the Air Is Rarefied” (英語). ニューヨーク・タイムズ. 2019年4月4日閲覧。
- ^ “The Princess And The Goblin” (英語). Twyla Tharp official site. 2019年4月4日閲覧。
[続きの解説]
「トワイラ・サープ」の続きの解説一覧
- 1 トワイラ・サープとは
- 2 トワイラ・サープの概要
- 3 経歴
- 4 作風の変遷と評価
- 5 人物
- 6 参考文献
- トワイラ・サープのページへのリンク
