トリアミノトリニトロベンゼンとは? わかりやすく解説

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トリアミノトリニトロベンゼン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/21 01:03 UTC 版)


トリアミノトリニトロベンゼン
IUPAC名 1,3,5-triamino-2,4,6-trinitrobenzene
別名 TATB
分子式 C6(NO2)3(NH2)3
分子量 258.149 g/mol
CAS登録番号 [3058-38-6]
形状 黄色か茶色の光沢のある三方晶系
密度 1.93 g/cm3, 固体
融点 350 ℃
SMILES C1(=C(C(=C(C(=C1[N+](=O)[O-])N)[N+](=O)[O-])N)[N+](=O)[O-])N
爆薬としての性質
摩擦感度 低い
衝撃感度 低い
爆速 7350 m/s, 仮比重 1.80
危険性

トリアミノトリニトロベンゼン (triaminotrinitrobenzene) は、芳香族爆薬TATBと略称される。

3つのニトロ基 (NO2) と3つのアミノ基 (NH2) がベンゼン環に交互に付いている。

爆薬としてはRDXより弱いがトリニトロトルエン (TNT) より強い。しかし、衝撃、振動、火または環境などの影響にとても鈍感な低感度爆薬であり、偶然に爆発することが極めて希なので、過酷な状況下や極めて高い信頼性を要求される核兵器で使われる。


トリアミノトリニトロベンゼン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 13:56 UTC 版)

火薬」の記事における「トリアミノトリニトロベンゼン」の解説

実用爆薬中、最も安定性が高い爆薬で高い信頼性要求される用途用いられる

※この「トリアミノトリニトロベンゼン」の解説は、「火薬」の解説の一部です。
「トリアミノトリニトロベンゼン」を含む「火薬」の記事については、「火薬」の概要を参照ください。

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