トリアレティ山脈とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > トリアレティ山脈の意味・解説 

トリアレティ山脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/19 12:24 UTC 版)

トリアレティ山脈
ハシュリ地区から見たトリアレティ山脈
所在地 ジョージア
上位山系 小コーカサス山脈
最高峰 カラカイア山(2850 m
延長 150 km
30 km

トリアレティ山脈の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

トリアレティ山脈(トリアレティさんみゃく、グルジア語: თრიალეთის ქედიグルジア語ラテン翻字: Trialetis Kedi)は、ジョージアにある山脈。小コーカサス山脈の西部を構成し、東西方向に走っている。全長約150キロメートル、最大幅は30キロメートル。トリアレティ山脈の北側にはクラ川が流れている。トリアレティ山脈の西端はアハルツィヘ盆地グルジア語版で、そこからサバドゥリ山脈グルジア語版に続いている。東端はトビリシ盆地グルジア語版であり、そこからテレティ山脈グルジア語版に続いている。

トリアレティ山脈は大きく西部と東部に分類され、西部には最高峰カラカイア山サバドゥリ山脈グルジア語版チョバレティ山脈グルジア語版がある。東部にはサツケペラグルジア語版テレティ山脈グルジア語版がある。トリアレティ山脈の最高峰カラカイア山の標高は2,850メートルである。次いで2,300メートル級から2,800メートル級のアルジェヴァニグルジア語版サクヴェログルジア語版コディアニグルジア語版オショラグルジア語版オルタタヴィグルジア語版クヴァジヴァリグルジア語版ケンチカラグルジア語版などがある。

地質

トリアレティ山脈は主に古第三紀の火山性堆積物(斑状溶岩、凝灰角礫岩凝灰岩、凝灰質岩)で構成されており、そこに白亜紀後期の石灰岩暁新世から漸新世にかけての粘土、そして橄欖石が堆積している。山脈の西側部分には、若い安山岩が広がっている。

自然

トリアレティ山脈には数多くの火山地形があり、盆地や間欠泉、洞窟などが存在している。北側の斜面には、標高900メートルから2400メートルまでの間に、5段階に分かれた尾根がある。標高1200から1300メートルまではオークが原生しており、裾野にはカシが分布している。標高1200~1300メートルから2000~2200メートルの範囲にはブナ林がある。標高の最も高い地域では、亜高山性や高山性の草原に覆われている。

道路

トリアレティ山脈を通過する経路としてもっとも著名な道に、ツフラツカロ峠グルジア語版がある。これは浸食を受けた尾根や谷地に作られた経路である。

参考文献

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「トリアレティ山脈」の関連用語

トリアレティ山脈のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



トリアレティ山脈のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのトリアレティ山脈 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS