トラーバッハ星域会戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:18 UTC 版)
「銀河英雄伝説の戦役」の記事における「トラーバッハ星域会戦」の解説
宇宙暦562年/帝国暦253年。皇族エーリッヒ・フォン・リンダーホーフ侯爵(のちの皇帝エーリッヒ2世)が「流血帝」皇帝アウグスト2世に対して起こした叛乱における戦い。 史上最悪のシリアルキラーであった「流血帝」アウグスト2世による殺戮の嵐は留まる所を知らず、遂には自分を除く皇族をあらかた殺し尽くした。やがてアウグスト2世は従兄弟(父の弟の子)で領地に帰っていたエーリッヒの存在を思い出し、オーディンへの出頭を命じた。無論、オーディンへ行けば殺されるのは明白であり、追い詰められたエーリッヒは自らの身を守るため、やむなく叛乱を起こす。敗死を覚悟して起ったエーリッヒだが、彼の予想に反して叛乱軍には当時のローエングラム伯コンラート・ハインツ以下多くの貴族や軍人が集まり、瞬く間に大勢力へと成長した。こうして立ったエーリッヒ軍が皇帝軍と戦ったのがトラーバッハ星域会戦である。戦意に欠けた皇帝軍は鎧袖一触に敗れ、戦死者の20倍の将兵が投降する結果となった。同じ頃、帝都オーディンの皇帝アウグスト2世は側近のシャンバークによって殺害され、オーディンに乗り込んだエーリッヒは皇帝エーリッヒ2世として即位。アウグストの影響を一掃し、乱れた王朝を再建することとなる。
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