トランシェ1 (Tranche 1)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 16:44 UTC 版)
「ユーロファイター タイフーン」の記事における「トランシェ1 (Tranche 1)」の解説
ブロック1 最初の量産仕様機で、メインコンピューターのソフトウェアはPSPI。DASSは搭載されていない。複座型しか製造されておらず、初期の乗員訓練と防空訓練のみに使用。飛行試験用5機と量産機31機。 ブロック2 防空能力を高めた完全な初期作戦能力を持った機体で、ソフトウェアをPSPI2に変更。一部簡略化されたDASSを搭載。また、キャプターレーダー、IFF、MIDS、についてある程度のセンサー融合がなされた。更に自動操縦装置、マイクロ波着陸装置、直接音声入力装置の簡易版を搭載。47機を生産。 ブロック2B ブロック2と同じだがケアフリーシステムを追加。38機を生産。 ブロック5 完全作戦能力を持った機体。GBU-16などのペイブウェイIIや1,000lb通常爆弾の携帯が可能になった他、BK-27の空対地使用が解禁され、DASS、直接音声入力装置、センサー融合共に完全な能力を得た。また、PIRATEを追加した(独向け機体を除く)21機を生産。 ブロック5A ブロック5に準じたオーストリア向け、下記4ヶ国分から調達した15機。 2005年3月迄の総生産機数148機。
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