トラック製造の終了
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 00:03 UTC 版)
ラインシュタールは1960年代終わりに商用車事業から撤退しようとした。クレックナー・フンボルト・ドゥーツとの間での、ヘンシェルとマギルス・ドゥーツ(Magirus-Deutz)の合併に関する協議が不調に終わった後、1952年に既にラインシュタールグループに買収されていたハノマーグとヘンシェルの商用車部門を1969年に合併させて、ハノマーグ・ヘンシェル自動車製作所(Hanomag-Henschel Fahrzeugwerke GmbH)が誕生した。新しい会社の本社は従来のハノマーグ本社のあったハノーファーにおかれた。ダイムラー・ベンツはまずこの会社の株式の半分を取得し、1970年にはさらに残り半分も買収した。それ以来、メルセデス・ベンツのディーゼルエンジン(BR8)がハノマーグ・ヘンシェルの車両に搭載されるようになった。ハノマーグ・ヘンシェルのブランドは1974年まで使われた後、ダイムラー・ベンツに置き換えられた。 1980年代初め、カッセルの工場でのトラック生産が終了した。それ以降は、ダイムラー・ベンツの商用車やトレーラーなど向けの車軸、ドライブシャフト、乗用車の差動装置(ディファレンシャルギア)などを製造している。
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