トブルク_(コルベット)とは? わかりやすく解説

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トブルク (コルベット)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 14:17 UTC 版)

トブルク
基本情報
建造所 ヴォスパーポーツマス
( イギリス)
運用者  リビア海軍
艦種 コルベット
級名 ヴォスパーMk.1コルベット
次級 ワディ・ムラク級
(フィンカンティエリ550型)
艦歴
起工 1965年2月22日
進水 1965年7月29日
竣工 1966年3月30日
除籍 1989年
要目
基準排水量 440トン
満載排水量 500トン
全長 54.0 m
8.7 m
吃水 4.0 m
主機 パクスマン・ベンチュラ16 YJCM
ディーゼルエンジン×2基
推進 スクリュープロペラ×2軸
出力 3,800馬力
速力 18ノット
航続距離 2,900海里 (14kt巡航時)
乗員 63名
兵装 40口径102mm単装砲×1基
56口径40mm単装機銃×4基
ブローニングM2重機関銃×2挺
・50.8mm照明弾発射機×2基
レーダー 対水上捜索用
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トブルクTobruk, C411)は、リビア海軍コルベットイギリスヴォスパー (Vosper & CompanyMk.1コルベットの設計を採用している[1][2][3]

来歴

イギリスヴォスパー (Vosper & Companyは、旧イギリス植民地を含む開発途上国への艦船輸出事業に期待して、1960年8月には政府から後援を受けるための交渉に着手していた[3]。まずガーナ海軍 (Ghana NavyがMk.1コルベット2隻を発注し、これはクロマンツェ級コルベットとして1964年より就役を開始した[4]

続いてリビア海軍が砲艦仕様1隻を発注した[3]。これが本艦である[1][2]

設計

本艦はヴォスパーMk.1コルベットの設計を採用している。これはヴォスパー社とヴィッカース社が共同で開発したものであり[1]モジュール化設計により、汎用型と魚雷艇型、練習艦型と哨戒艦型がファミリー化されて提示されていた[3]

本艦では空調が施されているほか、居住区には迎賓艇任務を想定した艤装がなされている。またフィンスタビライザーも搭載された。基本的な船体設計は先行するクロマンツェ級と同様だが、機関はより低出力のパクスマン・ベンチュラ16 YJCMディーゼルエンジンが搭載された [1][2]

出典

  1. ^ a b c d Moore 1975, p. 225.
  2. ^ a b c Gardiner 1996, p. 256.
  3. ^ a b c d Friedman 2012, pp. 196–217.
  4. ^ Gardiner 1996, p. 157.

参考文献

関連項目




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