デバスズメダイとは? わかりやすく解説

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デバスズメダイ

学名Chromis viridis 英名:Blue-green puller
地方名オービカー 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目スズメダイ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 動画 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
体は全体淡い青緑色目立った斑紋もたない礁湖内のサンゴ周辺群れ生息し、危険を感じると、一斉にサンゴすき間かくれてしまう。夜もそこで休む。下あご犬歯状の歯が前に突き出ているのが名前の由来である。

分布:奄美大島以南西部太平洋 大きさ:8cm
漁法:  食べ方: 

デバスズメダイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 17:17 UTC 版)

デバスズメダイ
デバスズメダイChromis viridis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: スズメダイ科 Pomacentridae
亜科 : スズメダイ亜科 Chrominae
: スズメダイ属 Chromis
: デバスズメダイ C. viridis
学名
Chromis viridis
G. Cuvier, 1830
英名
Blue green chromis

デバスズメダイ(出歯雀鯛、学名:Chromis viridis)は、スズキ目スズメダイ科スズメダイ属に分類される魚類の一種。種小名は「緑」を意味する[1]。和名は下顎の歯が突出することにちなむ[2]

形態

幼魚
アオバスズメダイ

全長5~8cmほどの小型種。体色はほぼ一様に青味がかかった緑色で、頬部と腹面は緑味がかった銀色[3]。光の当たり方によって様々な種類の青が映る。本種に似たアオバスズメダイと混生している場合があるが、アオバスズメダイは胸鰭の基部が黒くなることで区別される[4]

生態

デバスズメダイの群れ

プランクトンを食べる[5]

水深1-12m[1]サンゴ礁で群れになって生活する[4]。危険を察知するとサンゴの隙間に隠れる[4]

分布

西部太平洋[5]日本では奄美大島以南に分布するとされるが、高知県などでも確認例がある[3][5]

人間とのかかわり

観賞魚。ルリスズメダイやシリキルリスズメダイと並んで安価な海水魚としてポピュラーに飼育されている。群れで生活する性質であるため、スズメダイとしては比較的テリトリーを主張しない複数飼育のしやすい種類である。

脚注

  1. ^ a b Bray, D.J (2020年). “Chromis viridis”. Fishes of Australia. ミュージアム・ビクトリア. 2022年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月25日閲覧。
  2. ^ デバスズメダイ”. 海遊館. 2020年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月25日閲覧。
  3. ^ a b 本村浩之・松浦啓一『奄美群島最南端の島― 与論島の魚類』鹿児島大学総合研究博物館,鹿児島市・国立科学博物館,つくば市、2014年3月31日。 
  4. ^ a b c デバスズメダイ”. 生物図鑑. 新潟市水族館 マリンピア日本海. 2022年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月25日閲覧。
  5. ^ a b c デバスズメダイ”. 美ら海生き物図鑑. 美ら海水族館. 2021年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月25日閲覧。

関連項目

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