デバイ長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 13:56 UTC 版)
デバイ長(デバイちょう、英: Debye length)とは、プラズマ中でそれを構成する荷電粒子が動いて電場を遮蔽する現象(デバイ遮蔽)において、その遮蔽が有効になる長さのスケールのことを言う。言い換えればプラズマ中でもこの長さより小さいスケールでは電場によりイオンと電子を分けて電荷分布を生み出すことが出来、電気的中性が保証されない。1923年にオランダの物理化学者ピーター・デバイとドイツの物理化学者エーリヒ・ヒュッケルによって強電解質溶液について論じられた概念で、現在ではプラズマに拡張して適用されている[1]。
デバイ長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/30 14:18 UTC 版)
「デバイ-ヒュッケルの式」の記事における「デバイ長」の解説
ϰ {\displaystyle \varkappa } (デバイの遮蔽定数ともよばれる)の逆数 ϰ − 1 = ε k T 2 N A e 2 I {\displaystyle \varkappa ^{-1}={\sqrt {\frac {\varepsilon kT}{2N_{A}e^{2}I}}}} はまわりのイオンの影響でイオンの電荷による電界の影響が小さくなる距離を示しデバイ長とよばれる。 なお、プラズマに関連してのこの概念については項目「デバイの長さ」を参照。
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