デジタルジレンマ
デジタルジレンマとは、情報をデジタルデータとして保存することが、長期的観点に立てばアナログな保存方法よりも非効率的でコストがかさむとする、ストレージに関するジレンマである。米国の映画芸術科学アカデミーが「The Digital Dilemma」と題する報告書において述べた。
デジタルジレンマは、映画芸術科学アカデミーの報告書によれば、映画はデジタルで保存する場合、35mmフィルムを保存する方法に比べて、同等の画質の映像データをストレージに記録・保存する方法は格段にコストが高くつくという。また、デジタルで保存することはフィルムなどの物体として保存するよりも確実性が低く、メディアの故障などでマスターデータが消失してしまえば二度と取り返せなくなるという危険もはらんでいる。
参照リンク
The Digital Dilemma - ( Academy of Motion Picture Arts and Sciences。英語)
米国映画芸術科学アカデミーの研究がデジタルストレージに警鐘を鳴らす - (Kodak)
デジタル文書の 長期保存戦略 - (JIIMAコミュニケーションプラザホーム)
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