テクスト論と草子地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/16 13:53 UTC 版)
昭和20年代から昭和30年代にかけて、主として武田宗俊によって唱えられた玉鬘系後記説などを巡って盛んだった源氏物語の成立論が一段落した後に、「今、自分たちの目の前にある『源氏物語』はどのように成立したのか。また平安時代中期に紫式部という人物によって書かれたままなのかどうか」という問題とは切り離した形で、「『源氏物語』として今現在我々の目の前にあるテクスト」やそこから導き出される「作者」を研究・考察の対象にしようとする「テクスト論」が研究テーマとして盛んになったが、古くから存在したこの「草子地」という概念はテクスト論との関連で再評価され新たな議論を生み出している。
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