ツール・ド・フランス2006第17ステージ
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「フロイド・ランディス」の記事における「ツール・ド・フランス2006第17ステージ」の解説
この山岳ステージでランディスは、トップのオスカル・ペレイロとのタイム差を縮める為、序盤から乾坤一擲の大逃げに出た。メイン集団はいずれランディスが失速すると読み、Tモバイルチームが先行して逃げていたパトリック・シンケヴィッツをランディスの背後に付かせたのみでレース終盤まで積極的な追走を行わなかった。ところがランディスはレースの大半を空気抵抗の多い先頭で走行していたにもかかわらず、最後の最も険しい上りでさらにシンケヴィッツや集団を引き離すという通常では考えられない走りを見せ、一気にペレイロとのタイム差を挽回したのである。このあり得ないレース展開は当初、徹底的に頭から水を被り続けたランディスの作戦勝ちであるとか、いつまでも先頭を引こうとしなかったTモバイルチームの怠慢が招いたサプライズであると言われたと同時に、少なからぬ人が禁止薬物の使用を疑うことにもなった。
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