チョ・ドンヒ (歌手)
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チョ・ドンヒ(趙東姬、조동희、1973年4月25日 - )は、大韓民国の女性歌手、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、映画監督。歌手のチョ・ドンジンとベーシストのチョ・ドンイクの妹[1][2]。
経歴
1992年に、長兄チョ・ドンジンが、事務所としてハナ企画を立ち上げた際に作詞家として活動を始め[1]、チャン・ピルスン、ザ・クラシック、オンユ、チョ・ギュチャンなどに歌詞を提供したのをはじめ、長く作詞活動を続けており、ドラマ『그린마더스 클럽(グリーン・マザーズ・クラブ)』(2022年)や『퀸메이커(クイーンメーカー)』(2023年)などに用いられた楽曲の作詞もおこなった[3]。
歌手としては、1993年にアンダーグラウンド・ライブ・クラブでフォークロック歌手としてデビューし、1994年からアンダーグラウンド映画監督活動もしていたが、翌1995年にはミュージカル俳優としてもデビューした。さらに7年後の2002年には、プロジェクト・アルバム『Wonder Bird 2집(Wonder Bird 2集)』にはギタリストとボーカリストとして参加した[1]。
その後、結婚、出産を経て、2011年には『비둘기 / 조동희 1집(鳩 / チョ・ドンヒ1集)』という自身初の正規アルバムを発表した[1][3]。同じく2016年の映画『무현, 두 도시 이야기(武鉉 二つの都市物語)』では音楽監督を務め、また、2017年には兄妹で作った音楽事務所 penicillium の代表となった[1]。
2020年には、自身2枚目のソロアルバム『Sadness is the shadow of beaty(悲しみの美しさの影)』を発表した[2]。
家族関係
- 父:趙肯夏(チョ・グンハ、조긍하、1919年8月16日 - 1982年1月28日) - 映画監督
- 兄:チョ・ドンジン(趙東振、조동진、1947年9月3日 - 2017年8月28日) - シンガーソングライター、フォーク/ポップミュージシャン
- 兄:チョ・ドンイク(趙東益、조동익、1960年3月6日 - ) - ベーシスト、フォーク/ポップミュージシャン
学歴
- ソウル芸術専門大学(서울예술전문대학:ソウル芸術大学校の前身)映画学科 専門学士
出演作
ミュージカル
- 1995年:『サウンド・オブ・ミュージック』- マリア・フォン・トラップ 役(主演女優)
著書
『나의 외로움이 널 부를 때』、『사랑을 사랑하게 될 때까지』、『우리가 사랑이라 말하는 것들』、『작사의 시대 - 당신의 삶이 노래가 될 때』[3]
脚注
- ^ a b c d e f 「チョ・ドンヒ来日ライブ10/4(水)」韓国文化院、2017年9月25日。2025年5月11日閲覧。
- ^ a b 「シンガーソングライターのチョ・ドンヒ、9年ぶりにニューアルバムリリース」『KBS World』KBS JAPAN、2020年11月12日。2025年5月11日閲覧。
- ^ a b c 「【会場開催】チョ・ドンヒのトーク&音楽ライブ―韓国のフォークソングの魅力、そして作詞するということ」『CHEKCCORI 韓国の本とちょっとしたカフェ』クオン (CUON)。2025年5月11日閲覧。
外部リンク
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