チャネルのサブユニット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 18:16 UTC 版)
「電位依存性カルシウムチャネル」の記事における「チャネルのサブユニット」の解説
高電位活性化型カルシウムチャネル(HVGCC)にはいくつかの種類が存在する。これらは構造的に相同で、類似しているものの同一ではない。生理学的な役割や特定の毒素による阻害を研究することで、それらを区別することが可能である。HVGCCには、ω-コノトキシンGVIAによって遮断される神経型のN型、脳での未解明の過程に関与し、SNX-482(英語版)を除く他の遮断薬や毒素に抵抗性のあるR型、それと近縁関係にありω-アガトキシン(英語版)によって遮断されるP/Q型、骨格筋、平滑筋、心筋での興奮収縮共役と内分泌細胞でのホルモン分泌を担い、ジヒドロピリジン(英語版)に感受性のL型が存在する。 タイプ 1,4-ジヒドロピリジン(DHP) ω-コノトキシン(ω-CTX) ω-アガトキシン(ω-AGA) L型 遮断 抵抗性 抵抗性 N型 抵抗性 遮断 抵抗性 P/Q型 抵抗性 抵抗性 遮断 R型 抵抗性 抵抗性 抵抗性 表の出典はDunlap, Luebke and Turner (1995)。
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