チキ3形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 21:04 UTC 版)
「小田原電気鉄道チキ2形電車」の記事における「チキ3形」の解説
チキ3形の電装品はほとんど日本製のものを使用した。 主電動機は芝浦製作所(後の東芝)製の直流直巻電動機であるSE-121-A型を採用し、1車両に4基ずつ搭載したほか、1925年に廃車となったチキ1形5号車に使用されていたゼネラル・エレクトリック (GE) 製の直流直巻電動機であるGE240-A-S型が混用された。駆動装置は吊り掛け駆動方式で、歯数比は79:16=4.94である。主制御器は芝浦製作所製の間接制御器を使用した。制動装置(ブレーキ)は通常の空気ブレーキ・手ブレーキのほか、下り勾配で使用する発電ブレーキ、非常用のレール圧着ブレーキを装備した。発電ブレーキ用の大容量抵抗器は屋根上に装備した。台車は、チキ2形に使用されたシュリーレン製の板台枠台車を参考にした川崎車両製の板台枠台車である。
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