チェース・ナショナル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 08:33 UTC 版)
「コメルツ銀行」の記事における「チェース・ナショナル」の解説
第一次世界大戦中、膨大な社債発行により軍事力を増強するため、帝国は大銀行をして引受させた。このためドイツでは否応なしに銀行同士の統合が進み、ドレフュスの支配力が脅かされた。ドレスナー銀行をコルレスバンクとするジョン・モルガンも同様の立場にあった。そしてアメリカは参戦し、ドイツの制海権を壊滅させた。ヴェルサイユ条約による賠償債務をめぐる交渉を通じて、ゼネラル・エレクトリックをリーダーとするアメリカ資本はドイツへの支配権を取り戻した。コメルツ銀行は1920年代を通じて吸収合併を伴いながら経営を拡大した。そしてヴァイマル共和政にアメリカ資本を輸入する窓口を提供した。1927年チェース・ナショナル(現JPモルガン・チェース)から2000万ドルを輸入、翌年には外交政策の一環によりチェース・ナショナルと共同出資でモーゲージ貸付をはじめたのである(General Morgage and Credit Corporation)。クレディタンシュタルト破綻に始まる恐慌においては、1920年に吸収してあったマクデブルクのプリファト銀行(Mitteldeutschen Privatbank AG)が二行と合併した(Barmer Bankverein, Fischer & Comp)。 新たな戦争を目的としたかはともかく、ドイツはスイスとも接近していた(IG・ファルベンインドゥストリー)。
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