ダーウィンレア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 07:09 UTC 版)
ダーウィンレア(Rhea pennata)は、90 - 100センチメートルの背丈をもつ。翼羽、他の種よりも上手に走ることができるように、走鳥類としては大きめである。捕食者から逃れる際の速度は時速60キロメートルにもなる。また、翼の先に付いている強力なカギ爪を武器として使う。 オスは卵を孵化させている間、攻撃的になる。このため、メスは次に生む卵を巣の中ではなく巣の脇に置く。たいていの場合、オスはその卵も巣の中に取り込むが、ときどき取り込まれずに腐ってハエがたかっていることがある。オスや生まれたヒナはこのハエを食べる。 繁殖期以外には、ダーウィンレアはたいへん社交的である。老若男女をとりまぜた5 - 30羽の群れで生活をしている。 ダーウィンレアはパタゴニアやアンデス高原のひらけた草原地帯に生息するが、いずれの生息地でも絶滅寸前である。ワシントン条約 (CITES)では付属書Iに掲載されている。 lesser rheaや、Pterocnemia pennata、R. macrorhynchaと呼ばれることもある。 生息地域の現地語であるグアラニー語では「ニャンドゥー」 (Ñandú)と呼ばれる。また、アイマラ語では「スーリ」 (Suri)と呼ばれる。
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