ダブルタイヤ
複輪ともいい、大型トラック、バスの後軸許容荷重を増加するために、1軸の片側に2個のタイヤを装着した構造のこと。許容荷重を大きくするとともに、加速、減速力も増すことができる。悪路走破性の向上も期待できるが内側タイヤの負荷は厳しい。複輪間隔はJATMA規格の寸法を用い、タイヤ同士の干渉を避ける。大型トラック専用であったが、1970年代に小型トラック、いすゞエルフやマツダ・ボンゴが軽トラック用タイヤULTを補強したタイヤホイールを用いてダブルタイヤ車を開発。低床フラットベッドの特色があり、普及した。しかし80年代後半以降は、ラジアルタイヤの荷重容量増大と偏平比の特徴を生かした偏平シングルタイヤ式に進化している。
ダブルタイヤ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/19 05:42 UTC 版)
ダブルタイヤ (Double tire) とは、主にトラックやバスなどの中・大型自動車で用いられるタイヤの装着形態の一種である。複輪、ツインタイヤ (Twin tire) 、デュアルタイヤ (Dual tire) と呼ばれることもあり、アメリカ製のピックアップトラックではDRW(Dual Rear Wheelの略) やデューリー(Dually)と表記されることもある。
- ^ “MICHELIN X ONE” (PDF). ミシュラン. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “トラック・バス用タイヤ MICHELIN X ONE”. ミシュラン. 2022年9月19日閲覧。
- 1 ダブルタイヤとは
- 2 ダブルタイヤの概要
- 3 関連項目
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