ダッコちゃんとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 14:54 UTC 版)
「ボッコちゃん」の記事における「ダッコちゃんとの関係」の解説
この作品を含む短編集は本来『ボッコちゃん』の題で出版される予定だったが、1960年にダッコちゃんブームが到来したため、流行に便乗した安っぽい本と思われることを危惧した作者自身の配慮によって、『人造美人』の題名で刊行された。その後ダッコちゃんブームが終焉したため、この短編集は新潮文庫に入った際に本来の題へ戻された。 この間の経緯について、星が吉行淳之介との対談で語ったところによると、ダッコちゃんというネーミングはそもそもボッコちゃんから盗んだものに違いないという。星はその根拠として、この人形がダッコちゃんという名前にもかかわらず「抱っこ」の形になっておらず、人形のほうから腕にしがみつく形になっていることを挙げている。ただしこの人形は、本来「木のぼりウィンキー」の名で売り出されており(1960年4月)、ダッコちゃんという名はブーム到来後に生まれた愛称であることが明らかになっている。この愛称の命名者に便乗の意図があったか否かは不明である。
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