ダオウイテリウムとは? わかりやすく解説

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ダオウイテリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/19 21:11 UTC 版)

ダオウイテリウム
保全状況評価
絶滅(化石
地質時代
約5,500万年前
新生代古第三紀始新世初期〈ヤプレシアン初期〉)
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱真獣亜綱Theria
下綱 : 正獣下綱真獣下綱
Eutheria
上目 : アフリカ獣上目(アフロテリア上目) Afrotheria
(階級なし)近蹄類
Paenungulata
: 長鼻目(ゾウ目) Proboscidea
(階級なし)真長鼻類Euproboscidea
: ヌミドテリウム科 Numidotheriidae
: ダオウイテリウム属 Daouitherium
Gheerbrant et Sudre, 2002
学名
Daouitherium rebouli
Gheerbrant et Sudre, 2002
和名
ダオウイテリウム
  • ダオウイテリウム・レボウリ
    D. rebouli Gheerbrant et Sudre, 2002

ダオウイテリウムDaouitherium)は、約5,500万年前(新生代古第三紀始新世初期〈ヤプレシアン初期〉)の北アフリカ[1]に生息していた始原的特徴を持つゾウの一種。 最初期のゾウ類の一群であるヌミドテリウム科に属する。

発見されている化石は、モロッコのウーレド・アブドゥーン盆地(Ouled Abdoun Basin)にある一地域シーディー・ダーウィー(Sidi Daoui)[2]からもたらされた断片的な歯骨のみである。

体の大きさは現生のバク並みで、推定体重約300kg。沼沢地水草などを食む水陸両生の中型哺乳類であったと見られる。

学名

属名は、ギリシア語起源のラテン語「therium (=animal、wild beast、動物、)」に、化石の発見地域名「シーディー・ダーウィー(Sidi Daoui)」を冠した合成語で、「ダーウィーの獣(哺乳類)」を意味する。

脚注

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  1. ^ 生息地域の詳細:当時は孤立した大陸であったところのアフロアラビア(アフリカ大陸+アラビア半島地域)、その北アフリカ西端部。
  2. ^ Gheerbrant et al. (2002) p.494

参考文献

関連項目

外部リンク




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