タンデム弾頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 01:24 UTC 版)
近年の砲弾やミサイルの弾頭では、成型炸薬を二段構えにして、大型のメイン弾頭の直前に小型の弾頭を配置したものがある。これは、成型炸薬弾防御のための爆発反応装甲に対抗するためである。小型のサブ弾頭があらかじめ爆発反応装甲を起爆させ、その後にメイン弾頭が突入することによって装甲を打ち破る。 ロシアの戦車に搭載されている125mm戦車砲用の砲弾には2段ではなく3段構えになっているものもある。タイミング調整のため、高度な電子技術を要し、弾頭同士の相互作用を防ぐ隔壁技術も必要である。このため、生産費用が高い。
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