タウンゼント大佐との出会い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 16:16 UTC 版)
「マーガレット (スノードン伯爵夫人)」の記事における「タウンゼント大佐との出会い」の解説
1944年、父ジョージ6世が「空の英雄」ピーター・W・タウンゼント(英語版)大佐を侍従武官に任命したが、王女は一目で恋に落ちる。2人の関係は長く秘されたが、1953年の姉エリザベス女王の戴冠式で王女と大佐の仲むつまじい姿がマスメディアに暴露された。 政府首脳と王族たちは、記憶も新しいエドワード8世の退位の二の舞を演じさせまいと厳しい姿勢をとった。離婚歴があり16歳も年上の大佐と結婚するならば王位継承権はおろか王族としての年金受給権も剥奪すると告げ、英国国教会としても結婚を認めない、と決定した。周囲の人間全てを敵に回したような状況で、母のエリザベス王太后すら冷淡な態度を取り、マーガレット王女に同情的だったのはその恋の始まりから知っていた姉のエリザベス女王だけであった。ただし女王も2人の結婚を願っていたわけではなく、2人が納得して穏便に別れることを望んでいたとされる。 1955年10月31日、クラレンス・ハウス宮殿で王女は大佐と会うことを許され、それが2人の別れとなった。大佐はベルギーのイギリス大使館に異動させられた。「私はピーター・タウンゼント大佐と結婚しないと決意したことを、ここにご報告します」という王女の声明文がBBCで放送された。
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