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ティロン・ルー

(タイロン・ルー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 15:23 UTC 版)

ティロン・ルー
Tyronn Lue
2016年のルー
ロサンゼルス・クリッパーズ HC
役職 ヘッドコーチ
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
生年月日 (1977-05-03) 1977年5月3日(47歳)
出身地 ミズーリ州メキシコ英語版
身長(現役時) 183cm (6 ft 0 in)
体重(現役時) 79kg (174 lb)
キャリア情報
高校 レイタウン高等学校
大学 ネブラスカ大学
NBAドラフト 1998年 / 1巡目 / 全体23位[1]
プロ選手期間 1998年–2009年
ポジション PG
背番号歴 10
指導者期間 2009年–現在
経歴
選手時代:
19982001 ロサンゼルス・レイカーズ
20012003 ワシントン・ウィザーズ
2003–2004 オーランド・マジック
2004 ヒューストン・ロケッツ
20042008 アトランタ・ホークス
2008 ダラス・マーベリックス
2008–2009 ミルウォーキー・バックス
2009 オーランド・マジック
コーチ時代:
20112013 ボストン・セルティックス (AC)
2013–2014 ロサンゼルス・クリッパーズ (AC)
20142016 クリーブランド・キャバリアーズ (AC)
20162018 クリーブランド・キャバリアーズ
2019–2020 ロサンゼルス・クリッパーズ (AC)
2020 ロサンゼルス・クリッパーズ
受賞歴

選手時代

コーチ時代

NBA通算成績
得点 4,710 (8.5 ppg)
リバウンド 943 (1.7 rpg)
アシスト 1,727 (3.1 apg)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ティロン・ジャマー・ルーTyronn Jamar Lue, 1977年5月3日 - )は、アメリカ合衆国ミズーリ州メキシコ英語版出身の元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者。NBAロサンゼルス・クリッパーズヘッドコーチを務めている。タイロン・ルーとも表記されることもある。

選手時代

ネブラスカ大学で3年間プレー後に1998年のNBAドラフトにアーリーエントリーし、デンバー・ナゲッツに23位で指名された直後に、ロサンゼルス・レイカーズとの間でニック・ヴァン・エクセルとの交換トレードが成立。レイカーズからルーの選手生活がスタートした。
しかし、ルーは学生時代から膝を痛めていたこともあり、ルーは殆ど出場機会がなかった。
そんなルーが脚光を浴びたのが2001年のNBAファイナル。レギュラーシーズンでさえ35試合の出場に終わったルーだったが、フィラデルフィア・76ersとの対戦となった第1戦。試合終盤からフィル・ジャクソンHCは、ルーをアレン・アイバーソンのマンマークに着かせることに。するとアイバーソンはルーの密着ディフェンスに手を焼いた。第1戦は敗れたものの、レイカーズは76ersのリズムを狂わせることに成功。その後レイカーズは4連勝し、優勝した。
しかし、ルーは同シーズン前に、ルーキー契約の最終年の契約を破棄されていた為にFAとなり、ワシントン・ウィザーズに移籍。これを皮切りにルーはあらゆるチームを渡り歩くジャーニーマンに落ち着き、2009年に引退した。

NBA個人成績

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ
  優勝シーズン  

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1998–99 LAL 15 0 12.5 .431 .438 .571 .4 1.7 .3 .0 5.0
1999–00 8 0 18.3 .487 .500 .750 1.5 2.1 .4 .0 6.0
2000–01 38 1 12.3 .427 .324 .792 .8 1.2 .5 .0 3.4
2001–02 WAS 71 0 20.5 .427 .447 .762 1.7 3.5 .7 .0 7.8
2002–03 75 24 26.5 .433 .341 .875 2.0 3.5 .6 .0 8.6
2003–04 ORL 76 69 30.7 .433 .383 .771 2.5 4.2 .8 .1 10.5
2004–05 HOU 21 3 22.8 .393 .333 .778 1.9 2.8 .4 .0 6.0
ATL 49 46 31.2 .464 .364 .871 2.2 5.4 .5 .0 13.5
2005–06 51 10 24.2 .459 .457 .855 1.6 3.1 .5 .1 11.0
2006–07 56 17 26.6 .416 .348 .883 1.9 3.6 .4 .0 11.4
2007–08 33 3 17.1 .439 .435 .857 1.2 1.8 .3 .0 6.8
DAL 17 0 10.1 .474 .529 .250 .8 .9 .0 .1 3.8
2008–09 MIL 30 0 13.1 .454 .467 .750 1.2 1.5 .2 .0 4.7
ORL 14 0 9.2 .395 .353 .667 .8 1.0 .1 .0 3.0
通算 554 173 22.7 .437 .391 .829 1.7 3.1 .5 .0 8.5

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
1999 LAL 3 0 11.0 .412 .000 --- .7 2.0 .7 .0 4.7
2001 15 0 8.7 .345 .385 .800 .7 .7 .8 .1 1.9
2008 DAL 2 0 1.0 .000 --- --- .5 .5 .0 .0 .0
2009 ORL 1 0 4.0 1.000 1.000 --- .0 .0 .0 .0 5.0
通算 21 0 8.1 .388 .375 .800 .6 .8 .7 .0 2.3

コーチ時代

2009年からドック・リバースの下でコーチ歴を開始[1]ボストン・セルティックスでアシスタントコーチを務め、2013-14シーズンはロサンゼルス・クリッパーズのアシスタントコーチを務めた後[2]、2014年からクリーブランド・キャバリアーズのトップアシスタントコーチに就任[3]。2015年5月10日のプレーオフセミファイナルのシカゴ・ブルズ戦の第4戦では、第4クォーター終了間際にタイムアウトを使い果たしたことを忘れてタイムアウトを取ろうとしたデビッド・ブラットHCを、身体を張って制止し、直後にレブロン・ジェームズの決勝ブザービーターシュートを呼び込んだ。 2016年1月22日、ブラットHCの解雇に伴い、HCに昇格した[4]。難しい局面からチームを2年連続でNBAファイナルに導き、ゴールデンステート・ウォリアーズとの再戦では、1勝3敗まで追い詰められたものの、3連勝で奇跡的なカムバックでキャバリアーズに初のNBAチャンピオンをもたらした。その後も2年連続でNBAファイナルに進出するも、いずれもゴールデンステート・ウォリアーズ相手に敗戦。 2018-19シーズン開幕前にFAとなったレブロン・ジェームズロサンゼルス・レイカーズに移籍[5] すると、キャブスは開幕から6連敗と苦戦を強いられる。コビー・アルトマンGMは、成績不振を理由に10月28日にティロン・ルーのHC解任を発表した。[6]

脚注

外部リンク




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