ゼニット-2Mとは? わかりやすく解説

ゼニット2M

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/08 03:36 UTC 版)

ゼニット2M/2SB/2SLB

機能 打上げロケット
製造 ユージュノエ設計局
開発国  ウクライナ
大きさ
全高 57.35メートル (188.2 ft)
直径 3.9メートル (13 ft)
質量 458,900キログラム (1,011,700 lb)
段数 2
積載量
LEOへの
ペイロード
12,030キログラム (26,520 lb)
関連するロケット
シリーズ ゼニット
派生型 Zenit-3SLB
Zenit-3SLBF
打ち上げ実績
状態 現役
射場 バイコヌール宇宙基地 Site 45/1
総打ち上げ回数 2
成功 2
初打ち上げ 2007-06-29
1 段
エンジン 1 RD-171
推力 8180 kN
比推力 337 sec
燃焼時間 150 seconds
燃料 RP-1/LOX
2 段
エンジン 1 RD-120
1 RD-8
推力 912 kN
79.5 kN
比推力 349 sec
燃焼時間 315 seconds
燃料 RP-1/LOX

ゼニット2M(Zenit-2M)はウクライナ使い捨て型ロケットで、ゼニットシリーズの一つ。ゼニット2SBまたはゼニット2SLBとしても知られている。設計はユージュノエ設計局が行った。

ゼニット2の改良型であり、打上げはバイコヌール宇宙基地Site 45/1から行われる。ロシア連邦宇宙局またはロシア宇宙軍による打上げには2Mの名が使用される一方、ランド・ローンチによる商業打上げの際には2SLBの名が使用される。ゼニット3SLBといったより大型のロケットの一部として使用される際には2SBの名が当てられる(すなわち、上段にフレガートを装備し、ランド・ローンチではない打上げの場合は3SLBFではなく2SB/Fregatとなる。またフォボス・グルントの打上げの場合はFregatは使わずその改良型の推進系を使い、衛星側に装着して3段式ではなくなったため2SBの名称となる)。

ゼニット2Mの最初の打上げは、2007年6月29日のロシア宇宙軍のTselina-2ELINT衛星の打上げであった。2011年11月9日にフォボス・グルントの打上げでこのタイプの2回目の打上げが行われた。この際はゼニット2SBとして打上げられた。

参考文献

  • Wade, Mark. “Zenit”. Encyclopedia Astronautica. 2009年4月15日閲覧。
  • Krebs, Gunter. “Zenit family”. Gunter's Space Page. 2009年4月15日閲覧。
  • Zenit family”. RussianSpaceWeb. 2011年11月12日閲覧。

外部リンク


ゼニット2M

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 02:37 UTC 版)

ゼニット (人工衛星)」の記事における「ゼニット2M」の解説

ゼニット2改良型で、新型撮影システムへの交換や、太陽電池パネル追加などが行われた。衛星重量は6,300kgにまで増加しボストークロケットに代わってボスホートロケットソユーズロケット打ち上げ使用された。 最初飛行1968年 - コスモス208最後の飛行1978年 - コスモス1044号

※この「ゼニット2M」の解説は、「ゼニット (人工衛星)」の解説の一部です。
「ゼニット2M」を含む「ゼニット (人工衛星)」の記事については、「ゼニット (人工衛星)」の概要を参照ください。

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