セーフモード中の動作
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 05:01 UTC 版)
「セーフモード (宇宙機)」の記事における「セーフモード中の動作」の解説
セーフモード動作中は、宇宙機の健全性維持が最優先となる。典型的には、科学機器などの非必須システムはシャットダウンされる。ソーラーパネルへの入射光確保および熱制御のため、宇宙機は太陽に対する相対姿勢を維持するよう努める。その上で、ミッションコントロールセンターからの無線指令を待機するため低ゲイン無指向性アンテナ(英語版)により信号を監視する。セーフモード中の詳細な動作は宇宙機の設計およびそのミッションによってことなる。 セーフモードからの復帰に際しては、宇宙機とミッションコントロールセンターとの通信を再確立したのち、診断データをダウンロードし、ミッションの続行に必要なさまざまなサブシステムの電源が順次再投入される。復帰までの時間は、通信の再確立の困難さや宇宙機との距離、ミッションの性質などにより数時間から数週間までさまざまである。
※この「セーフモード中の動作」の解説は、「セーフモード (宇宙機)」の解説の一部です。
「セーフモード中の動作」を含む「セーフモード (宇宙機)」の記事については、「セーフモード (宇宙機)」の概要を参照ください。
- セーフモード中の動作のページへのリンク