せんてんせい‐トキソプラズマしょう〔‐シヤウ〕【先天性トキソプラズマ症】
読み方:せんてんせいときそぷらずましょう
胎児・新生児に起こるトキソプラズマ‐しょうトキソプラズマ症。妊娠中の女性がトキソプラズマトキソプラズマに初めて感染した場合、胎盤を通過して胎児に感染し、発症することがある。多くの場合、母親には症状は現れない。妊娠初期に感染すると、死産や自然流産となったり、重症化する傾向があり、脈絡膜炎や水頭症・脳内石灰化脳内石灰化などを引き起こす。妊娠中後期に感染した場合、出生時には症状がなく、成長とともに視力障害や神経症状などが現れることがある。
[補説] 予防策として、食肉はよく火を通して調理する、果物や野菜は食べる前によく洗う、食肉や野菜に触れた後は温水で手を洗う、園芸・農作業・ペットの糞尿処理などの際には手袋を着用する、妊娠初期から抗体検査を受けること、などが推奨されている。
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