セレマ的諸団体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:46 UTC 版)
最も有名な現代の2つの団体は、クロウリーが存命中に首領を務めたA∴A∴とOTOである。前者はクロウリーのセレマの神秘主義体系を通じて参入者を指導することを目的とした教育的秘密結社である。後者は当初フリーメイソンのメンフィス&ミツライム儀礼(ほとんどのメイソンのグランドロッジと大東社からは非正規のメーソンリー儀礼と考えられていた)から発展した友愛結社であり、グノーシス・カトリック教会(グノーシスのミサを執り行っている)を包含している。 1947年のクロウリーの死後、彼の最初の事業を続行すべく他の団体が生まれた。たとえば、フィリス・ゼックラー(en:Phyllis Seckler)のセレマ大学(College of Thelema)、ケネス・グラントのタイフォニアンOTO、マルセロ・ラモス・モッタのソサエティOTO、ソニック=ウラニアンOTO(Chthonic-Ouranian OTO)、OTO財団、ホルス=マアト・ロッジ、セレマ的黄金の夜明け団(the Thelemic Order of the Golden Dawn)、ラ―・ホール・クイトの聖団(the Holy Order Of Ra-Hoor-Khuit)、オープン・ソース黄金の夜明け団(en:The Open Source Order of the Golden Dawn)、セレマ騎士団(The Order of Thelemic Knights)、普遍グノーシス教会(en:Ecclesia Gnostica Universalis)などがある。 他にもIOT[要曖昧さ回避]やセトの寺院など、セレマから発想や手法を得た幅広い多様な特徴を持つグループが存在する。土星同胞団、鷹とジャッカルのカヴン(the Hawk and Jackal Covens)、セレマ協会などのグループはセレマの法を導入しているが、クロウリーの体系の特定の要素を除外する一方で、他の神秘主義や哲学や宗教の体系を導入している。
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