セカンドトップ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 10:16 UTC 版)
「フォワード (サッカー)」の記事における「セカンドトップ」の解説
セカンドトップ(英: second top)とはセンターフォワードよりやや下がり目のポジションのことで、セカンドストライカー(英: second striker)、セカンドアタッカー(英: second attacker)などとも呼ばれる。また、FWを1列目、MFを2列目とした場合にその間に位置することから1.5列目とも呼ばれる。略号はSTまたはSS。 主に2トップの場合にセンターフォワードと対で起用される。元々は、フォワードが3トップから2トップになった際に、左右のウイングのうちの1枚が内側に入ってきたポジションである。オフェンシブミッドフィールダーの選手と似た配置と役割を持つことがあり、求められる得点能力や守備において課せられる負担の大きさが異なるが、その区別はかなり曖昧であるといえる。また、選手がフォワードとして登録されているかミッドフィールダーとして登録されているかによって区別されていることもある。ミッドフィールダーの選手が務めることもあり、フォワードとしての得点能力に加えミッドフィールダーのようなパスやドリブルの技術を持ちチャンスを演出する能力がある選手が起用されるケースがほとんどである。また、軸となるセンターフォワードに対し、常に動き回って相手のディフェンスをかき回すなどサポートの役割も担う。近年より顕著な選手としてフランス代表のアントワーヌ・グリーズマン、日本代表の香川真司が挙げられる。 セカンドトップの選手がセンターフォワードの影(シャドー)から飛び出して得点する様からシャドーストライカー(英: shadow striker)と呼ばれることもある。シャドーストライカーと呼ばれる選手には、センターフォワードに比べてディフェンダーから離れている事でマークされ難いという特性を活かして、最前線でプレーする以上の得点力を発揮する場合もある。 またシャドーストライカー2人とセンターフォワード1人の組み合わせでワントップ・ツーシャドウという形もある。
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