スーツケースの半分はとは? わかりやすく解説

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スーツケースの半分は

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/21 13:49 UTC 版)

スーツケースの半分は』(スーツケースのはんぶんは)は、日本小説家近藤史恵の連作短編小説

本作で近藤は、第13回エキナカ書店大賞を受賞している。[1]

スーツケースの半分は
著者 近藤史恵
装幀 岡孝治、鈴木美緒
装画 土生はづき
発行日 2015年10月22日
発行元 祥伝社
ジャンル ファンタジー小説
日本
言語 日本語
形態 四六判ソフト
ページ数 272
コード ISBN-9784396634810
ウィキポータル 文学
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あらすじ

人から人に手渡され世界中を旅する青いスーツケースと、それを手に旅する女性らの成長を描く。

登場人物

山口真美(やまぐち まみ)
第一話 ウサギ旅に出る」の主人公。最初の旅人。新婚時のハネムーンの旅行先にブロードウェイのあるニューヨークを希望するが、移動時間の長さと休暇期間の短さを理由に断念。その後、フリーマーケットで素敵なスーツケースを手に入れて、わからず屋の夫を置いてニューヨークへの一人旅に挑戦する。
中野英恵(なかの はなえ)
第二話 三泊四日のシンデレラ」の主人公。二人目の旅人。リフレッシュのため、中国香港にあるお気に入りの高級ホテルへ向かう。
舘原ゆり香(たちはら ゆりか)
第三話 星が笑う」の主人公。3人目の旅人。本来はドミトリーに宿泊し、公共交通機関で旅をするのが好きなバックパッカー。恋人に誘われアラブ首長国連邦アブダビへ向かう。
澤悠子(さわ ゆうこ)
第四話 背伸びする街で」の主人公。四人目の旅人。フリーライター雑誌とのつながりを失わないために、損を承知で、フランスパリへの取材旅行を引き受けた。友人のフランス人女性・マリーを頼ることが出来ず、経費節約のために、パリに在住する、英恵の従姉妹の栞を訪ねる。
栞(しおり)
第五話 愛よりも少し寂しい」の主人公。悠子が宿泊したホテルの手違いで紛失したスーツケースに関わる女性。年上の恋人、エリックと同棲している。
星井優美(ほしい ゆみ)
第六話 キッチンの椅子は二つ」の主人公。獣医。スーツケースをフリーマーケットで真美に譲った売主。大学生の娘がいる。
星井春菜(ほしい はるな)
第七話 月とざくろ」の主人公。優美の娘。五人目の旅人。ドイツシュトゥットガルト留学。一羽のメンフクロウを保護する。
須賀加奈子(すが かなこ)
第九話 青いスーツケース」の主人公。スーツケースの最初の持ち主。第六話に登場する星井優美の別れた旦那の姉。

関連項目

脚注




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