スリップ比(タイヤ)
タイヤ回転方法の滑り量を示す指標である。一般に、マイナスや1を超えないように、駆動時と制動時に分けて次の式によって定義する。制動時:(V-Rω)÷V、駆動時:(Rω-V)÷Rω。ここで、V=車速、R=タイヤ半径、ω=タイヤ回転角速度制動、駆動時の摩擦係数は、スリップ比の増加の初期に急増し、おおよそ0.1~0.3程度で最大値になり、それ以上では漸減する。つまり、大きな駆動、制動力が必要な場合はスリップ比を最適に保つことが重要になる。ABSはこれを、電子制御技術を用いて実現するものである。なお、一般にスリップ率というときは100分率で表す。
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