スモール・イン・ジャパン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 16:35 UTC 版)
「ビッグ・イン・ジャパン」の記事における「スモール・イン・ジャパン」の解説
1980年代の後半頃から『ミュージック・ライフ』に登場し始めた「スモール・イン・ジャパン」という派生語がある。「スモール・イン・ジャパン」のアーティストらの特徴は、その本拠地たる西洋諸地域(多くの場合アメリカ合衆国)ではその名を知らない者がほとんどいないほど有名かつ成功した存在であり、しかも日本でメディアを巻き込んだ宣伝戦略を盛大に展開したことがあるのもかかわらず、日本で満足な商業的成功が見られないというものである。代表的なところでは、ザ・フー、グレイトフル・デッド、ダイアー・ストレイツ、AC/DCやキングス・オブ・レオン、マッチボックス・トゥエンティなどが該当する。ジェームス・ブラウンも1970年代後半の日本では無名な存在で、日本の芸能事務所ヤングジャパンの社長が心酔し、ほぼ独断で日本ツアーを企画、招聘したことによって、約1億5000万円もの負債を負ってしまい、その借金を解消するため、当時事務所の稼ぎ頭であったアリスが年間303回の公演というとんでもないペースのツアーを行い、何とか赤字を解消出来たというエピソードが残っている。
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