スターター台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 17:08 UTC 版)
発馬機内の馬を監視し、的確なゲートの制御を行うためにスターターが立つ台。現在使用されているものはほとんどが自走式になっており、ピックアップトラックの荷台部分に載せられたスターター台(ゴンドラ部分)が昇降レバーで自在に昇降するシステムになっている。これと発馬機をケーブルで有線接続し、ゲートの開扉を制御している。自走式であるため、レースに応じてゲートと共にスタート地点に移動する。そのため、スタンドカーと呼称される場合もある。レースの発走時刻寸前にスターターがスタンドカーに乗りゴンドラが上っていくところは場内の大型画面に必ず映し出されて、ダービーの時などは大観衆がそのスターターの動きを見て大歓声が沸き、また実況席からは「スターターの台が上がります。ファンファーレが鳴ります」と告げてからファンファーレが鳴るのも競馬だけにあるお馴染みのシーンである。 なお、現在主流の自走式のスターター台が普及する以前は梯子で上る固定式のスターター台がコースの各スタート地点毎に設置されていた。この固定式のスターター台は現在でも川崎競馬場の1600m戦のスタート地点などで見ることができるほか、距離の変動がないばんえい競馬(帯広競馬場)も固定式となっている。
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