スタック
スタックとは、データ構造の一つであるリストの中で、特に挿入、削除がリストの先頭からしかできないものである。このような構造は、LIFO(後入れ先出し)と呼ばれる。
スタックは、例で言えば、机上に積み上げられた本のような構造をしている。本は上に積み上げられていき、読みたい本は上から順に取っていかなければ取れないという点が、スタックと似ている。
スタックは、情報処理のさまざまな場面に欠かせないデータ構造であるといえる。プログラムがサブルーチンを実行後に呼び出し元に戻る仕組みには、スタックが使われる。サブルーチンを実行する前に、スタックに戻り先を積み上げ(PUSH)、サブルーチンが処理を終わると、戻り先、つまり次にプログラムを実行する番地を取り出す(POP)。文書編集操作の「やり直し」や「元にもどす」などもスタックを利用して実現されているのが一般的である。
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