スタック設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 18:41 UTC 版)
GEOMのモジュール設計により、GEOMレイヤーのチェインを形成する為、モジュールは同時にスタックさせることが可能である。例えば、geom_mirror の上に暗号化モジュールを追加可能で、geom_eil はそのようなミラーリングと暗号化ボリュームを提供する。それぞれのモジュールは、コンシューマー(消費者)またはプロバイダー(提供者)となる。プロバイダは GEOM モジュールのソースであり、大抵は物理ハードドライブであるが、メモリディスクのような仮想ディスクの場合もある。GEOM モジュールは、出力デバイスへ向けて順に提供される。コンシューマーと呼ばれる他の GEOM モジュールは、互いに接続するモジュールのチェインを作成する為、これを提供することができる。 ソース → GEOM モジュール → 出力 は、次を参照する: プロバイダー → GEOM モジュール → コンシューマー 例えば、geom_mirror モジュールは(コンシューマーの立場として)これらのプロバイダー: /dev/ada0, /dev/ada1 を利用するかもしれない。一方、このモジュールは(プロバイダーの立場として)/dev/mirror/gm0 と呼ばれる新しいデバイスを作成する。GEOM チェインの終端において、大抵のファイルシステムは、有用性の為に実際にGEOMプロバイダーを利用して適用する。そのプロバイダーはGEOM モジュールにより作成され、物理ハードドライブのように振る舞い、FreeBSD ネイティブの Unix File System(UFS) のようなファイルシステムを含めることができる。
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