ジロドゥの『オンディーヌ』
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「ウンディーネ」の記事における「ジロドゥの『オンディーヌ』」の解説
フランスの戯曲家ジャン・ジロドゥは、1939年、フーケの『ウンディーネ』を原作とする戯曲『オンディーヌ』を書いた。 オンディーヌは美しい水の精であったが、騎士ハンスと恋に落ちて人間界へとやってくる。しかし、オンディーヌの天衣無縫のふるまいに嫌気がさしたハンスは、かつての許婚ベルタに心を移してしまう。ところが、オンディーヌが人間界に遣わされるにあたっては水界の王との間に、もしハンスがオンディーヌを裏切った時は、ハンスの命を奪ってもよいという契約が交わされていたのだ。ハンスを死なせないためにオンディーヌは色々試行錯誤するが、結果失敗に終わり、ハンスは命を落とす。 この作品はミュージカル『オンディーヌ』としてブロードウェイで上演された。また、日本では劇団四季の浅利慶太演出によるストレートプレイとして公演が行われている。 他に、このジロドゥの『オンディーヌ』を題材に以下のような作品が作られた。 吉原幸子の詩集「オンディーヌ」(思潮社、1972年) 三善晃の音楽詩劇「オンディーヌ」 木下牧子の合唱曲(混声、女声)「オンディーヌ」(1990年初演。吉原幸子の詩による) 手塚治虫の『七色いんこ』の第20話「オンディーヌ」
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