ジョン・カーティス (右投手)とは? わかりやすく解説

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ジョン・カーティス (右投手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 05:11 UTC 版)

ジョン・カーティス
John Curtiss
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #46
ニューヨーク・メッツ時代
(2023年3月27日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ダラス
生年月日 (1993-04-05) 1993年4月5日(32歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
220 lb =約99.8 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト6巡目
初出場 2017年8月25日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジョン・ピケンズ・カーティスJohn Pickens Curtiss, 1993年4月5日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属。

経歴

プロ入り前

高校時代、2011年MLBドラフト30巡目(全体918位)でコロラド・ロッキーズから指名を受けたが、契約を拒否してテキサス大学オースティン校に進学した。

プロ入りとツインズ時代

2014年MLBドラフト6巡目(全体170位)でミネソタ・ツインズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級エリザベストン・ツインズ英語版でプロデビューした。

2015年はルーキー級ガルフ・コースト・リーグ・ツインズ英語版とA級シーダーラピッズ・カーネルズでプレーした。

2016年はA級シーダーラピッズとA+級フォートマイヤーズ・ミラクルでプレーし、オフにはアリゾナ・フォールリーグでもプレーした[1]

2017年はAA級チャタヌーガ・ルックアウツとAAA級ロチェスター・レッドウイングスでプレーした[2]後、8月23日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、25日のトロント・ブルージェイズ戦でメジャーデビューを果たした。

2018年はメジャーで8試合に登板して0勝1敗、防御率5.68、7奪三振を記録した。

エンゼルス時代

2019年1月15日にダニエル・オソリアとのトレードで、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した[3]。傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズで開幕を迎え、4月15日にメジャーに昇格し1試合に登板したが、30日にDFAとなった後、5月3日にマイナー契約となった。その後、5月31日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしたが、6月3日にDFAとなった後、6日にFAとなった[4]

フィリーズ傘下時代

2019年6月13日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスでプレーしていたが、7月7日に自由契約となった[4]

レイズ時代

2020年2月3日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結んだ[5]。8月9日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のニューヨーク・ヤンキース戦で2回を無失点に抑え勝利に貢献した[6]。8月11日のボストン・レッドソックス戦でメジャー初勝利を記録した[7]。また、この年はポストシーズンのロースターにも登録されて9試合に登板した[4]

マーリンズ時代

2021年2月17日にエバン・エドワーズとのトレードで、マイアミ・マーリンズへ移籍した[8]

ブルワーズ時代

2021年7月30日にペイトン・ヘンリー英語版とのトレードで、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した。8月15日に右肘の故障のため60日間のILに載り、8月27日にトミー・ジョン手術を受けた[9]。オフの11月30日にFAとなった。

メッツ時代

2022年4月6日にニューヨーク・メッツとメジャー契約を結んだ[9]。しかし、この年は再びトミー・ジョン手術を受けたため、シーズン全休となった。

2023年は4月21日に2年ぶりにメジャー昇格を果たすも、1週間後にマイナーに降格した。その後、8月まではメジャーとマイナーを行ったり来たりしていたが、同月14日に60日間の故障者リスト入りした。オフの11月6日にFAとなった。

ロッキーズ時代

2024年1月25日にロッキーズとマイナー契約[10]を結び、この年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになり、翌26日にAAA級アルバカーキ・アイソトープスに配属された。5月24日にメジャー昇格を果たすも、1試合に登板後の同月27日にジョシュ・ロジャース英語版の昇格に伴ってDFAとなり[11]、2日後にウェイバー公示を経てAAA級アルバカーキに降格した後[4]、9月30日にFAとなった[12]。この年ロッキーズでは3試合に登板したものの、防御率15.43、1奪三振と、成績は大幅に悪化した[4]

ダイヤモンドバックス時代

2025年2月11日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、スコット・マクガフと共に同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]。また、その日のうちにAAA級リノ・エーシズに配属された[13]。6月28日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りした[14]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2017 MIN 9 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 38 8.2 9 2 2 0 1 10 2 0 8 8 8.31 1.27
2018 8 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 30 6.1 8 0 4 1 0 7 3 0 4 4 5.68 1.89
2019 LAA 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 12 2.1 2 0 3 0 0 1 0 0 1 1 3.86 2.14
2020 TB 17 3 0 0 0 3 0 2 0 1.000 99 25.0 21 3 3 0 2 25 0 0 7 5 1.80 0.96
2021 MIA 35 2 0 0 0 3 1 0 2 .750 161 40.0 34 4 9 0 1 40 1 0 13 11 2.48 1.08
MIL 6 0 0 0 0 0 0 0 3 ---- 26 4.1 8 2 3 0 0 4 0 0 8 6 12.46 2.54
'21計 41 2 0 0 0 3 1 0 5 .750 187 44.1 42 6 12 0 1 44 1 0 21 17 3.45 1.22
2023 NYM 15 0 0 0 0 0 0 0 2 ---- 81 19.2 17 3 8 0 0 16 0 0 10 10 4.58 1.27
2024 COL 3 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 12 2.1 6 2 0 0 0 1 0 0 4 4 15.43 2.57
MLB:7年 94 5 0 0 0 6 2 2 7 .750 459 108.2 105 16 32 1 4 104 6 0 55 49 4.06 1.26
  • 2024年度シーズン終了時

ポストシーズン投手成績













































2020 TB ALDS 2 0 0 0 0 15 2.1 6 1 2 0 0 2 0 0 5 5 19.29
ALCS 4 1 0 0 0 18 4.1 4 1 2 0 0 4 0 0 1 1 2.08
WS 3 0 1 0 0 15 3.1 4 1 1 0 0 3 0 0 1 1 2.70
出場:1回 9 1 1 0 0 48 10.0 14 3 5 0 0 9 0 0 7 7 6.30
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績



投手(P)












2017 MIN 9 1 2 0 0 1.000
2018 8 1 1 0 1 1.000
2019 LAA 1 0 1 0 0 1.000
2020 TB 17 0 1 0 0 1.000
2021 MIA 35 0 6 1 1 .857
MIL 6 0 0 0 0 ----
'21計 41 0 6 1 1 .857
MLB 76 2 11 1 2 .929
  • 2021年度シーズン終了時

背番号

  • 27(2017年 - 2018年)
  • 43(2019年)
  • 84(2020年)
  • 39(2021年 - 同年途中)
  • 46(2021年途中 - 2023年、2025年 - )
  • 37(2024年)

脚注

  1. ^ Press, Mike Berardino | Pioneer (2016年8月31日). “Nick Gordon leads Minnesota Twins contingent at Arizona Fall League” (英語). Twin Cities. 2020年8月30日閲覧。
  2. ^ Lookouts John Curtiss Named Southern League Relief Pitcher of the Month For May” (英語). www.chattanoogan.com. 2020年8月30日閲覧。
  3. ^ Twins trade reliever Curtiss to Angels” (英語). ESPN.com (2019年1月16日). 2020年8月30日閲覧。
  4. ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。
  5. ^ Rays Sign Dylan Covey, John Curtiss To Minor League Deals” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月30日閲覧。
  6. ^ Rays' John Curtiss: Joins big-league bullpen” (英語). CBSSports.com. 2020年8月30日閲覧。
  7. ^ Lean on me: Rays' deep 'pen leads way” (英語). MLB.com. 2020年8月30日閲覧。
  8. ^ Rays Trade John Curtiss To Marlins” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月17日閲覧。
  9. ^ a b Mets sign John Curtiss”. MLB.com (2022年4月7日). 2022年6月1日閲覧。
  10. ^ Rockies Sign John Curtiss To Minor League Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2024年1月27日閲覧。
  11. ^ Rockies Designate John Curtiss, Select Josh Rogers” (英語). MLB Trade Rumors (2024年5月27日). 2025年2月16日閲覧。
  12. ^ 34 Players Elect Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors (2024年9月30日). 2025年2月16日閲覧。
  13. ^ a b Diamondbacks Sign Scott McGough, John Curtiss To Minor League Deals” (英語). MLB Trade Rumors (2025年2月11日). 2025年2月16日閲覧。
  14. ^ Mark Polishuk (2025年6月28日). “Diamondbacks Designate Tayler Scott, Select John Curtiss” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年6月29日閲覧。

関連項目

外部リンク




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