ジャラーサンダの死
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/15 05:23 UTC 版)
「ジャラーサンダ」の記事における「ジャラーサンダの死」の解説
しかしハンサとディバカ、カンサの死は、クリシュナにジャラーサンダ打倒の機運を与えることになった。のちにパーンダヴァの長兄ユディシュティラがラージャスーヤ祭(即位儀礼)を行い、サムラージ(世界皇帝)として即位することの是非をクリシュナに相談したとき、クリシュナはユディシュティラにサムラージとしての資質があることを認めたが、強大なジャラーサンダが生きている間は即位できないと指摘し、ジャラーサンダを排除しなければならないと告げた。そしてハンサ、ディバカ、カンサの死んだ今が好機であるとして、アルジュナ、ビーマとともにジャラーサンダを討つことを申し出た。3人は修行僧に変装してマガダ国に入り、ジャラーサンダに謁見した。クリシュナは彼が王族たちを幽閉していることを非難し、ジャラーサンダを成敗して囚われた王族を救うためにやって来たことを告げ、自分たちと戦うか、あるいは王族を解放することを要求した。ジャラーサンダはクシャトリヤとして決闘することを欲し、その相手にビーマを選んだ。2人は自身の肉体を駆使して打ちあい、つかみ合って戦った。死闘は13日間に及び、14日目の夜にビーマはジャラーサンダの身体を持ち上げて振り回し、両腕で背骨を砕いた。 『バーガヴァタ・プラーナ(英語版)』では、ジャラーサンダに幽閉された王たちから救援の要請を受けたことが語られている。ジャラーサンダとビーマの戦いにつては、互角の戦いが27日間続き、28日目にビーマはクリシュナから助言を受け、ジャラーサンダを股から引き裂き、生まれたときの2つの身体に戻すことで殺したとしている。
※この「ジャラーサンダの死」の解説は、「ジャラーサンダ」の解説の一部です。
「ジャラーサンダの死」を含む「ジャラーサンダ」の記事については、「ジャラーサンダ」の概要を参照ください。
- ジャラーサンダの死のページへのリンク