ジプシーおんな〔‐をんな〕【ジプシー女】
ジプシー女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 23:28 UTC 版)
『ジプシー女』(ジプシーおんな、仏: La Bohémienne、英: The Gipsy Girl)は、17世紀オランダ黄金時代のハールレムの巨匠フランス・ハルスが1628-1630年に板上に油彩で描いた絵画である。委嘱された肖像画ではなく、トローニー (顔の表情と珍しい衣装を描いた習作) であるが、ハルスが制作していた時代には、このように公の場で胸を見せるような衣装は普通のものではなかった。本作は、リベーラの『えび足の少年』、レンブラントの『ダビデ王の手紙を手にしたバテシバの水浴』、ヴァトーの『ピエロ』などを含む583点からなるフランス人医師ルイ・ラ・カーズのコレクションにあったが、1859年、そのコレクションがすべてパリのルーヴル美術館に寄贈されて以来、ルーヴル美術館の所蔵となっている[1][2]。
- ^ a b c 『ルーヴル美術館 収蔵絵画のすべて』、2011年、293頁。
- ^ “La Bohémienne - Louvre Collections” (フランス語). collections.louvre.fr. 2023年2月11日閲覧。
- ^ a b 『NHKルーブル美術館V バロックの光と影』、1986年、113頁。
- ^ Voskuil, Peter; Isabelle Brus; Oscar Vermeer; Matty Verkamman (2007). Testament. Leven en werk van Lennaert Nijgh. Kats: De Buitenspelers. ISBN 9789071359057
- 1 ジプシー女とは
- 2 ジプシー女の概要
- 3 参考文献
- ジプシー女のページへのリンク