シー・ライオンおよびルナパーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/20 18:40 UTC 版)
「トプシー (象)」の記事における「シー・ライオンおよびルナパーク」の解説
1902年6月、トプシーはコニーアイランドにあるシー・ライオン・パークのオーナーであるポール・ボイトンに売却され、動物ショーの見世物に追加された。フォアポウの調教師であったウィリアム・アルトがトプシーに伴い園に雇用された。近隣のスティープルチェイス・パークとの競合などから夏季の集客が悪く、ボイトンは遊園地業から手を引くことを決意した。年末、ボイトンはシー・ライオン・パークをフレデリック・トンプソンとエルマー・ダンディに売却し、2人はより大きな遊園地に再開発してルナパークと改名した。トプシーは材木だけでなく遊具「ルナ」を運ばされるなど宣伝に使用され、メディアはトプシーのこれまでの暴行に対する「罰」と書き立てた。 1902年10月、ルナを動かす芸の最中、アルトはルナを引かせようとトプシーをピッチフォークで刺した。警官に注意され、アルトはトプシーの体に設置された道具を外し、道路で走れるようになったため逮捕された。このできごとはアルトの飲酒問題により引き起こされた。1902年12月、酔っ払ったアルトはトプシーに乗ってコニーアイランドの街中に繰り出し、地元の警察署に向かった。トプシーは警察署のドアを通り、大きくいななきながらあちこちを鼻で打ち、警察官たちは監房に逃げ込んだ。これによりアルトは解雇された。
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