シーズン5及びシーズン6
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/11 03:45 UTC 版)
「ジェフリー・スペンダー」の記事における「シーズン5及びシーズン6」の解説
クリス・オーウェンズはシーズン4第7話「紫煙」と第23話「フラッシュバック」で若い頃のシガレット・スモーキング・マンを演じた俳優であり、シーズン5第6話「プロメテウス」にゲスト出演をした俳優でもあった。クリス・カーターとデヴィッド・ドゥカヴニーは後者でのオーウェンズの演技に感銘を受け、スペンダー役に彼を抜擢した。スタッフたちもその決定には好意的だったのだという。ただ、スペンダーの設定を構築する際、カーターは彼が長期にわたって登場するキャラクターになると想定していなかった。 シーズン5の製作が終りに近付いた頃、スタッフたちの間で「シーズン6から『X-ファイル』の製作拠点がロサンゼルスに移るそうだ。それを機にモルダー役のドゥカヴニーが降板して、オーウェンズ演じるジェフリー・スペンダーが主役になるらしい。彼の起用が一時的なものになるのか長く続くのかはまだ不明だが。」という風評が流れた。ところが、オーウェンズの耳に入ってきたのは「シーズン6でオーウェンズかドゥカヴニーのどちらか一方が8話しか出演しないことになるらしい。もしも8話しか出演しないのがオーウェンズだったなら、シーズン6の製作もバンクーバーで行われることになるそうだ。」という情報であった。オーウェンズは「ドゥカヴニーが降板するわけないから、8話しか出演しないのは私だろう。だから、シーズン6の製作はこのままバンクーバーで行われるはずだ」と思い込んだのだが、実際にはシーズン6の製作はロサンゼルスを拠点に行われることとなった。 シーズン6第7話「愛児」放送後、オーウェンズは道行く人から変な目で見られるようになった。劇中でスペンダーが捜査依頼書をシュレッダーにかけたことを不快に思ったファンが、その不快感を演者であるオーウェンズにぶつけたのである。ついには、現実と創作の区別が付かなくなったファンから「あいつがシュレッダー男ですよ」と指さされる事態にまで至った。 シーズン6第12話「ファイト・ザ・フューチャー Part.2」でスペンダーは死ぬことになったわけだが、オーウェンズがそれを知ったのはカーターからの電話であった。カーターがいつものような語り口で話したため、オーウェンズはすぐにその話を信じることができなかったが、当該エピソードの脚本を読んでようやく納得したのだという。スペンダーを殺すシーンの撮影に関して、シガレット・スモーキング・マン役のウィリアム・B・デイヴィスは「スペンダーを撃ちたくなかった。オーウェンズと仕事をするのは楽しかったからね」と語っている。
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