シロヘビの歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 05:07 UTC 版)
シロヘビが目撃されたもっとも古い記録は、『岩邑年代記』(がんゆうねんだいき)にある、1738年(元文3年)に横山地区の千石原にあった吉川邸の城門付近での、門番による捕獲記録である。 『錦川志』(にしきがわし)の1862年(文久2年)の年に関する記述には、錦川下流にあたる、現在は山口県道113号南岩国停車場磯崎線の一部として今津川に架かる橋(寿橋)の一帯にあった、岩国藩の米倉に2頭のシロヘビが棲みついており、よく見かけるとある。 この後、シロヘビは、今津地区の寿橋にあたる一帯に設置されていた岩国藩や毛利藩の米倉の米を狙うネズミを餌にして、繁殖していった。 1897年(明治30年)頃には、今津、川下、麻里府、室の木の各地区等、合わせて400ヘクタールの地域に棲んでいるといわれた。 1925年(大正14年)には、上記地域に1,000頭程度が棲んでいるといわれた。 1970年(昭和45年)頃までは、今津川寿橋周辺や、今津地区の対岸となる川下地区でよく姿を見かけた。
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