シロイヌナズナのゲノム解読
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 19:59 UTC 版)
「かずさDNA研究所」の記事における「シロイヌナズナのゲノム解読」の解説
2000年(平成12年)12月、シロイヌナズナの全ゲノム構造解析を完了。これは、1996年から日米欧の国際共同プロジェクトで実施したもので、世界初の植物全ゲノム構造解析となった。シロイヌナズナは、ゲノムサイズが小さいこと、一世代が2ヶ月と短く室内栽培が可能、種子採取が可能、自家不和合性をもたず形質転換容易なことから、モデル植物として、研究材料として使用されている。シロイヌナズナは、生長、開花等、さまざまな遺伝子が、イネ、小麦、ダイズなどの農業植物と共通しており、この解明は、植物の生物学、農作物の品種改良の基礎となっている。
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