ショスタコーヴィチ版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 15:44 UTC 版)
「ホヴァーンシチナ」の記事における「ショスタコーヴィチ版」の解説
1959年、映画製作のため完成させた。三管編成。リムスキー=コルサコフ版の流れを踏襲しているが、プレオブラジェンスキイ行進曲のあと、そのあまりの悲惨さに唖然とするかのように音楽が弱まる。その後に悲しいロシアの運命を嘆く第1幕の「民衆の合唱(リムスキー版では省略されたもの)」をもう一度繰り返し、さらに序曲「モスクワ川の夜明け」を繰り返して静かに終わる。ロシアの本当の夜明けは革命を待たなければならなかったというプロパガンダが背景にあるようだ(チャカロフ盤のCD)。アバドのウィーン国立歌劇場はこの版の上演による。演奏時間は約3時間15分。
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