ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/06 06:52 UTC 版)
「弦楽四重奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の記事における「ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲」の解説
20世紀最大の交響曲作曲家として知られるショスタコーヴィチだが、大勢の聴衆を前に演奏される交響曲の作曲については常に共産党政府の批判にさらされ、自由な作曲活動は制限されなければならなかった。一方、ショスタコーヴィチが生涯にかけて取り組んだもう一つのジャンルである弦楽四重奏曲は、聴衆の少なさ故か幸いに共産党政府の批判を逃れ、自由な作曲活動ができ、公には言えない自分の内面を表現したとされる。全15曲の弦楽四重奏曲の中には、ユダヤの影響を受けた『第4番 ニ長調』(作品83)、自身のイニシャルである "D-Es-C-H"(DSCH音型)を音名に織り込んだ『第8番 ハ短調』(作品110)、ジャズの影響を受けた『第13番 変ロ短調』(作品138)など、ショスタコーヴィチの多様な作風をみることができる。
※この「ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲」の解説は、「弦楽四重奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の解説の一部です。
「ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲」を含む「弦楽四重奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の記事については、「弦楽四重奏曲第1番 (ショスタコーヴィチ)」の概要を参照ください。
- ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲のページへのリンク