シャルルとジョニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 14:25 UTC 版)
「シャルル・トレネ」の記事における「シャルルとジョニ」の解説
1932年、トレネはヴァヴァンにあったキャバレー「カレッジ・イン」でピアニストのジョニー・エスと出会い、2人はコンビを結成する。エスはトレネより1歳年下のスイス出身で、昼間は学校に通う傍ら、夜はピアノを弾いて生活していた。 1年間準備し、1933年12月にパラス劇場で「シャルルとジョニ (Charles et Johnny)」としてデビューを果たした。しかし、4日目の公演の際、幕開きの会場がざわついていることに気分を害したトレネは、出演順の変更を主催者に申し入れ、これが聞き入れられなかったことからステージを放棄してしまう。このためにしばらくの間舞台から遠ざかった。それでもナイトクラブ「フィアクル」で再び採用され、「2匹のロバ」劇場に移ったころには人気を呼んで、劇団とともに地方巡業に出かけるほどになる。 2人は、おそろいの赤いジャケット、白い開襟シャツとパンタロンという出で立ちで舞台に立ち、若者のアイドル的存在となった。「シャルルとジョニ」は1937年にトレネが兵役に就くまでつづき、パテ・レコードに18枚、グラモフォンに1枚のSPを残した。その後、トレネはソロとなり、エスもまた歌手・作曲家として活躍した。
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