シャルガンスカ・オスミツァ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 02:48 UTC 版)
「ボスニア・ヘルツェゴビナ国有鉄道IVa5形蒸気機関車」の記事における「シャルガンスカ・オスミツァ」の解説
かつてサラエヴォとベオグラードを結んでいたボスニア東線は1974年に廃止となっていたが、1999-03年にシャルガン峠を越えるモクラ・ゴラ - シャルガン・ビタシ間の15.4kmが観光鉄道として復元されてセルビア国鉄によって運行されるようになり、その後2010年には国境を越えたヴィシェグラード - モクラ・ゴラ間も復元されて全43kmで運行されている。なお、この路線は通称シャルガンスカ・オスミツァと呼ばれており、これはシャルガン山の8の字ループという意味で、8の字ループやオメガループを使用して山を越える山岳路線を象徴する名称となっている。 同路線ではRU番台の83-052号機(旧RU8号機)と最終生産形の83-173号機が他の数機の機体とともに観光列車を牽引しており、85-005号機など他の数機の機体が静態保存されているほか、森林鉄道用の600mm軌間の蒸気機関車も保存されており、一時は一部再建された600mm軌間の森林鉄道の路線で運行されていた。また、東欧の標準型狭軌用ディーゼル機関車であるL45H形4機も併せて使用されており、通常の列車はディーゼル機関車の牽引となっており、蒸気機関車牽引の列車は運行日が限定されている。
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