シダックス野球部とは? わかりやすく解説

シダックス野球部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/07 09:46 UTC 版)

シダックス野球部
チーム名(通称) シダックス
加盟団体 日本野球連盟
加盟区分 企業チーム
創部 1993年
廃部 2006年
チーム名の遍歴
  • シダ・コーポレーション (1993)
  • シダックス (1994 - 2006)
本拠地自治体
練習グラウンド 調布市関東村グラウンド
チームカラー
都市対抗野球大会
出場回数 7回
最近の出場 2005年
最高成績 準優勝
社会人野球日本選手権大会
出場回数 4回
最近の出場 2005年
最高成績 優勝
全日本クラブ野球選手権大会
出場回数 ※出場資格なし

シダックス野球部(シダックスやきゅうぶ)は、東京都調布市に本拠地を持ち、日本野球連盟に所属していた社会人野球チーム。

概要

1991年に発足した軟式野球部が、1993年に硬式野球部に転向し日本野球連盟に企業チーム『シダ・コーポレーション』として加盟、翌年『シダックス硬式野球部』に変更。シダックス株式会社の創業者である志太勤が総監督を務めた。

発足当初から積極的な選手獲得を行い、1994年にはニコニコ堂(以下、ニコニコドー)と共にキューバ革命後では初めてとなるキューバからの現役野球選手の海外派遣(シダックス3人、ニコニコドー2人)が行われた。

創部2年目ながら1994年の都市対抗野球に初出場を果たした。

1995年1996年には社会人野球チームとしては初となるキューバでの海外スプリングキャンプを実施し、監督以下スタッフをキューバ人に入れ替えた[1]。その後もキューバ選手に限らず廃部になった社会人チームの主力選手や元プロ選手など強力な戦力補強をし続け、強豪チームへと成長した。

1996年日本選手権で初出場し、1999年日本選手権では初優勝を果たした。

2002年10月、元プロ野球選手でNPBの南海ホークスヤクルトスワローズ阪神タイガースで監督を務めた野村克也がGM兼監督に就任。翌2003年都市対抗野球では準優勝を果たす。

2006年シーズンから野村克也が東北楽天ゴールデンイーグルスの監督に就任することが決まり、一時は部の存廃まで取りざたされたが当面の間は存続することとなった。しかし、同年9月6日、同年シーズン限りでの廃部が発表され、10月に行われた日本選手権関東予選で初戦敗退し、14年間の活動に幕を下ろした[2]。同年11月20日、日本野球連盟に廃部届が提出され、正式にシダックス硬式野球部は姿を消した。翌日行われたプロ野球ドラフト会議では、以前在籍していた選手も含めて3選手が指名を受け、シダックス最後のプロ輩出者となった。

設立・沿革

主要大会の出場歴・最高成績

出身プロ野球選手

元プロ野球選手の競技者登録

主な外国人選手

在籍していた主な人物

脚注

  1. ^ 鉄矢多美子. 熱球伝説―キューバリナレスを育てた野球王国. 岩波書店. p. 119-121 
  2. ^ 関東選抜リーグでは好成績を残していたため、千葉市長杯争奪野球大会に出場することが可能だったが出場を辞退した。

関連項目

外部リンク


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