システム工学とソフトウェア工学における要求仕様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 23:02 UTC 版)
「要求仕様」の記事における「システム工学とソフトウェア工学における要求仕様」の解説
システム工学では、要求仕様はシステムが何をしなければならないかを記述したものと言える。この種の要求仕様は、完成したシステムが実行可能でなければならないことを指定する。他の要求仕様の形式として、システム自身に関する記述をする場合もあり、機能をどの程度うまく実行するかを示す。後者の要求仕様は「非機能的要求仕様」あるいは「性能要求仕様」、「サービス品質要求仕様」などと呼ばれる。例えば、可用性、検証可能性、保守性、ユーザビリティなどに関する記述がそれに含まれる。 要求事項の集合によって、必要なシステムの特徴や機能が定義される。よい要求仕様は一般に「どのように」システムを実装すべきかを記述せず、そのような設計上の判断は設計者に任せる。 ソフトウェア工学でも、要求仕様に記述すべきことはほぼ同じだが、ソフトウェアだけに焦点が当てられている点が異なる。
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